かる鉄の貯金箱

男子大学生の日常と将棋高段への道のりを示していきます

自戦記#3 右四間飛車VS雁木風(?)

風呂の中でガッツリ眠ったあとの寝ぼけ眼での対局。

結論から言うと今年入ってイチの(?)ボロ負け。

一局の将棋でこんなに悪手を指したのも級位者時代以来かもしれない。


https://twitter.com/doragon39790250/status/991684461283627008?s=19


先手の相手は初手▲1六歩というたまにみるやつ。
序盤の1つ目の悪手としては18手目の△6四歩だろう。



f:id:doragon3right:20180502235331j:plain

先手が明らかに右四間飛車に構えようとしてるのにも関わらず5六の銀にとって2つ目の争点を作って差し上げる意味がまるで無かった。対局時は▲6五歩と角道を開けられると相当キツいなと思ったので、先手の角道を止めるつもりで指したのだが本譜は逆に先手の攻めを加速させてしまった。

そして数手後に出た2つ目の悪手が22手目の△6三銀



f:id:doragon3right:20180502235736j:plain


後手の方針としては不本意ではあるがここはもう受けに徹底するしかないだろう。ここは嘘でも△5四歩と突き、後に△5三銀と中央に持っていく指し方をするべきだった。

そしてまたさらに数手後、3つ目の悪手が△8四飛



f:id:doragon3right:20180503000347j:plain


これはほんとに酷い。自分でも指したあとに絶句した。先手は当然浮いている2二の角を狙っているのだから△3二金、あるいは△3二玉などを指さないといけないだろう。それがどうしたことか、自ら飛車を標的に差し上げ、自分で自分の首を締め付けるという始末。elmo先生はこの局面で+1500点ほど示した。

そしてまた数手後、先手がすぐの決戦を何故か見送ってくれたがために安心したのか手拍子で指してしまった手、△5四銀右



f:id:doragon3right:20180503001030j:plain

うーん、意☆味☆不☆明。当然▲4四歩とされ一歩損の上に玉周辺を凹まされて再び敗勢に。ここはまだ△5二金右と上部に構えて受けの姿勢を築き上げていくべきだった。

以降は全くのノーチャンス。ぶっちゃけこの敗勢から悪手を4、5手ほどまだ指すが目も当てられないのでカット。

ん〜。相居飛車の力戦系はあまり得意では無いといえこれは流石にひどかったですね。ただ当たり前の考え方を改めて考え直すことが出来たのは良かったかもしれません。良かったと言っておかないと意味無いしね。

自戦記#2 先手矢倉VS後手矢倉中飛車風(?)

朝5時に起きて久々に10分切れ負け指したので自戦記。

例によって棋譜を載せるのはだるいので以下のツイートからどうぞ。

https://twitter.com/doragon39790250/status/991407309652770816?s=19


ひとつひとつ符号載せてる人はホント偉いですね。ちょっとだけ尊敬します。

さて、本局ですが先手の僕は普通に矢倉を囲い、後手はあまり見たことの無い矢倉中飛車ならぬ左美濃中飛車



f:id:doragon3right:20180502052407j:plain

ただ、既にこの局面は5五の位を確保している先手が良さそうですね。(正直ここから反省点的な事件も起きません。)

以降、▲5八飛〜▲5四歩〜▲5五銀左と調子よく攻めてあっという間に優勢に。



f:id:doragon3right:20180502052840j:plain

後手狙いの△6五桂の反撃もしっかり▲5六飛と先に浮き、これは勝ち確パティーン。





……とほんとに何も起こらず73手で先手勝ち。

こういう反省点無しのただ勝っただけの将棋は自戦記にしなくてもいいんですかね。ただ、もし今後これに似た将棋を指した時、勝つイメージを自分の中で膨らませることも大事だと思うのであっさりめですがやっぱ書いていきますかね。あーめんど。

自戦記#1 銀冠VS四間飛車穴熊

本屋に寄った帰りの電車の中で指した将棋です。

将棋クエストの10分切れ負けで指しました。


https://twitter.com/doragon39790250/status/981849051271327744?s=19


棋譜をここに貼り付けるのはめちゃくちゃめんどくさいので私のツイートのリンクで勘弁していただければと。

戦型は先手の居飛車にここ2年くらいハマってよく指している四間飛車穴熊を採用しました。



f:id:doragon3right:20180405200948j:plain



ちなみに四間飛車穴熊にハマりすぎてたくさん研究して、その研究内容を既に公開しています。詳細を知りたい方は「将棋ノート」というアプリから「四間飛車穴熊で行こう!」というノートを検索してください。
iOS限定のアプリです。

さて、余談が長くなりました。

先手は持久戦模様から銀冠に。四間飛車穴熊を指し続けて、様々な作戦を喰らってきましたが、個人的に1番嫌いなのはこの銀冠です。玉が固い上に穴熊に比べて広いので捕まえにくいのが最大の長所ですね。



f:id:doragon3right:20180405201015j:plain



37手目の▲6五歩で遂に開戦。以下▲6七金右まで定跡通りの進行ですが、こちらの△6五歩はやや疑問手。ここはいったん△6三金と引き、落ち着いて指すべきでした。



f:id:doragon3right:20180405201134j:plain



そして、続く△5四歩が悪手。▲3五歩と機敏に仕掛けられる手を見落としていました。本来は△同銀と取れないといけないのですが、5三の地点が空いているため▲3三角成〜▲5三角であっという間に敗勢です。自然な△5四歩が悪手になったのも、前に△6三金と引いていないためです。


f:id:doragon3right:20180405201220j:plain




52手目の△7三角と間接的に飛車を狙いに回ったところは「やや挽回したかな」と思ったのも束の間▲9五角がこれまた見えていない好手でした。形を整えつつ△6三金と遅ればせながら引きましたが単に角交換から▲3二角くらいでこちらが劣勢でした。



f:id:doragon3right:20180405201321j:plain



しかし次第に相手の手が乱れてきました。負担になっていた角が飛車と交換になったので随分と後手が指しやすくなりました。実際の形勢も68手目の△5五同銀の時点でこちらが有利になっています。続く▲7三角成も明らかに勝負を焦っているような手に映ります。しかしここで私に悪手2連チャンが出てしまいました。



f:id:doragon3right:20180405201507j:plain




f:id:doragon3right:20180405201526j:plain



四間飛車穴熊は攻めと受けをきっちり切り替えて指す、ということを常に肝に銘じて指さなければならないのですが…ここは嘘でも攻めなければなりませんでした。△7二歩と△8一飛が鉄壁のようで相手にただ手番を与えただけの様な手でした。

ここは△6七歩成〜△5七と〜△4九飛成と強引に攻め合えば後手に分のある戦いでした。



f:id:doragon3right:20180405201535j:plain



以下は▲6三角から押し切られ、ノーチャンスでした。


…とざっくりではありますが初めて自戦記的なものを書いてみました。
この様に一局一局を文字に起こし、記憶に定着させる勉強法は非常に有力だと思います。
今まであまりやらなかった10分切れ負けでの将棋は当たり前ですがじっくり考えられるのでいいですね。2分切れ負けや3分切れ負けは指しててスリリングで楽しいですが、どうしても将棋とはハッキリ別のゲームという感じがありますからね。

今後は将棋倶楽部24や、81道場、更に実際の将棋道場に行った際の棋譜もここで自戦記として綴っていきたいと思います。

(P.S.)
今回、この自戦記勉強法を実践して分かったデメリット、それは書くのに手間がかかりまくること。こんなんじゃ1日1局しかできないべ。

大学入学式前日

まさか高校卒業してもなお、大学からの課題が入学前日まで終わってなくて焦っているという夏休み前の小学生的な立ち位置に陥ってるとは…

ギリギリまでやらなければいけないことを放っておく癖はどうすれば治るのか。

Yahoo知恵袋に同じような質問が転がってるんだろうなと思うとゾッとします。

これば自分の個性だと諦めて恥を垂れ流しながら生きていきたいと思います。

どーも。

基本的には自分が指した将棋の感想戦(自戦記)を書いたり趣味の話とか身近に起こった話などを綴っていきたいと思います。

 

生まれたての小鹿を見てるような温かい目で見守って頂ければと…